芸能

高田文夫氏が見るデビュー40周年アイドルたちの明暗

アイドルたちの浮き沈みを見る

アイドルたちの浮き沈みを見る

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、アイドル黄金時代にデビューした大スターたちの明暗についてお届けする。

 * * *
“ドルチェ&ガッバーナ”の歌詞が果してNHKの紅白歌合戦で歌えるのか、歌えないのか。瑛人は香水をつけて出るのか、出ないのか。歌業界がここへ来て何かとかまびすしい(「やかましい」の意。ただこの「かまびすしい」という言いまわしを一度使ってみたかっただけ)。

 17日のスポーツ紙一面にはドーンと「近藤真彦 活動自粛」が躍る。本屋をのぞいたらこの日発売の週刊誌がズラリとみんな表紙がマッチ、マッチ。『週刊朝日』に『サンデー毎日』おまけに『アエラ』までがマッチ。“マッチ一本火事の元、火遊び注意”である。ちょうどデビュー40周年ツアーなどで大キャンペーンの時期だったのだろう。全誌マヌケな作りとなってしまった。逆に言えばそのタイミングを文春はねらったのかもしれない。「ギンギラギン」ではあったが「さりげなく」とはいかない近藤、テレビ、ラジオで流されるのは『愚か者』ばかり。

 同じデビュー40周年の松田聖子が、記念アルバム『SEIKO MATSUDA2020』を出したので聞いている。『赤いスイートピー イングリッシュバージョン』にご機嫌。それにあの大瀧詠一との幻のデュエット『いちご畑でFUN×4』。40年間ずっとトップを走り続けた人の凄みを感じる。

 40年前といえば“漫才ブーム”が起きてビートたけしが世に出て、私も少し仕事が忙しくなった頃である。そんな頃から活躍していた桑田佳祐がこの度とんでもない楽曲を坂本冬美に提供。

“歌謡サスペンス”と呼ぶらしい『ブッダのように私は死んだ』。ドロドロとした怨念と“みたらし団子”のトロ味。怨念抱いた女がそこにオンネン(上方の噺家か!?)。これも紅白で身悶えて歌って欲しいな。あぁ紅白の構成の仕事来ねぇかな(私は若い頃3年ほど台本を書いた事がある)。

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン