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池上彰さんが選ぶ2020年の3冊 中国のSF『三体』など

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意外な展開で話題になった劉慈欣著『三体』(早川書房)

 家にいる時間も長かった2020年。あの人はどんな本を読んだのか? 読書家の著名人4人に「私が選ぶ3冊」を選んでもらった。

●池上彰さん(ジャーナリスト)

『三体』劉慈欣 監修・立原透耶 訳・大森望ほか(早川書房)

 アメリカのオバマ前大統領が絶賛して世界的に話題になった中国のSF。文化大革命の描写から始まり、どうなることかと思っていると、古典的な「異星人による地球侵略」がテーマなのだが、そこは現代。意外な展開には舌を巻くばかり。

『貧乏人の経済学 もういちど貧困問題を根っこから考える』アビジット・V・バナジー、エステル・デュフロほか(みすず書房)

『首都感染』高嶋哲夫(講談社文庫)

●佐々涼子さん(ノンフィクションライター)

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ヤクザを取材するルポライターの体験記

『ヤクザときどきピアノ』鈴木智彦(CCCメディアハウス)

 ヤクザのルポを書いてきた鈴木智彦さん。今回はピアノでABBAの「ダンシング・クイーン」を弾けるようになるまでを描く。身に沁みついたハードボイルドな文体で、ピュアな喜びを描くアンバランスさが魅力。諦めていたことを始めてみたくなる。

『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』タラ・ウェストーバー 訳・村井理子(早川書房)

『やまゆり園事件』神奈川新聞取材班(幻冬舎)

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