「開催はもはや難しい」と伝達? 

 そうなのだ。五輪を開催するならするで、そのために最低限必要な基準くらい示してほしいのである。「もう決めたことだから」と思考ストップして特攻するのは勘弁してよ、なのである。

 東京五輪が抱えている諸問題を追い続けている作家の本間龍氏によれば、来年のオリンピック開催は中止と決まったに等しい状況にあるとのことだ。本間氏は、11月17日発売号の『週刊朝日』にて、〈国際オリンピック委員会(IOC)がすでに日本政府と大会組織委員会に「開催はもはや難しい」という旨を伝達しているという情報を、10月21日、複数の関係者から入手した〉〈日本政府の発表は来年1月頃のようだ。選手たちの立場を考えれば、そのあたりがデッドラインだ〉と語っている。

 日本政府は来月のどこかで、開催の可否をはっきりさせるのだろうか。経済的にも、アスリートたちの負荷からしても、判断は長引かせないほうがいい。国民の多くが納得できる理由で、なるべく早く、この問題に決着をつけてもらいたい。

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