スポーツ

2021年箱根駅伝、テレビ中継は歴代最高視聴率が期待される

2021年の箱根駅伝は近年にない大接戦が予想されるという(写真/共同通信社)

2021年の箱根駅伝は近年にない大接戦が予想されるという(写真/共同通信社)

 2020年は異例のシーズンとなった。大学3大駅伝の初戦となる出雲駅伝は中止になり、9月には関東学連が箱根駅伝の“無観客開催”を発表。出場校の応援団、OB、選手の家族らにも沿道での観戦の自粛を求めている。毎年恒例の芦ノ湖、大手町のゴールでの号外や沿道での小旗の配布もなくなる。

「キャッチフレーズは〈応援したいから、応援に行かない〉です。例年は沿道で見守るファンでも、今回はテレビ観戦にする人が多いと考えられる。これまでの最高視聴率は青学大の連覇を東海大がストップした2019年の32.1%(復路)だが、それを凌ぐ歴代最高の数字となるのではないか」(スポーツ紙デスク)

 コロナによって正月の外出が減り、テレビ観戦を楽しむ人が増えることが考えられるなか、今回は近年にない大接戦が予想されている。前哨戦となる11月の全日本大学駅伝でも、アンカーまで勝負がもつれた。

 スポーツライターの酒井政人氏が解説する。

「全日本の最終8区では一時、青学大、東海大、駒澤大が並走するデッドヒートとなった。箱根でも、連覇を狙う青学大、前々回覇者の東海大、そして全日本で激戦を制して6年ぶりの優勝を果たした駒澤大が軸となる。そこに全日本で最後に青学大をかわして3位に入った明治大が絡む4強の構図でしょう。

 コロナによる異例のシーズンとなり、各校が調整に苦心した。例年であれば経験の少ない下級生らを距離の短い出雲駅伝で起用してロード勝負に慣れさせつつ、距離を延ばしていくが、そうした道筋がたどれなかった。中止になった記録会やハーフマラソンも多く、本番でフタを開けてみないと分からない要素がかつてなく多い」

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン