「変則的なトリオ漫才や育休制度などが注目された、ぼる塾。会社員との二足のわらじでフリーの芸人として活躍するサーヤ(ラランド)。狂気と哀愁に溢れたコントづくりに定評のある岩倉美里(蛙亭)。ジェンダーの視点も交えたネタやトークがNHKの目に止まったヒコロヒーなどの活躍が目立ちました。

 彼女たちは切り口こそさまざまですが、従来の『女性芸人』のメディアでの扱われ方を問い直しつつ、あくまでそれを『笑い』につなげる点で共通しているように思います」(飲用てれび氏)

 女性という枠で芸人を括ることには、これまで様々な批判も向けられてきた。『THE W』の応募資格には「女性」とあるが、いわゆるLGBTのお笑い芸人はどのように扱われるべきなのか、疑問の声が上がることもある。

 こうした括り方を逆手にとって“笑い”としてしまうことは、知らず知らずのうちに視聴者に問題点を意識させ、お笑い界をよりよい方向に持っていくこととなるに違いない。

◆取材・文/細田成嗣(HEW)

 

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