• TOP
  • 国内
  • 「難関校離れ」進む首都圏中学受験 直前の出願状況と併願校探しの肝

国内

2021.01.23 07:00  NEWSポストセブン

「難関校離れ」進む首都圏中学受験 直前の出願状況と併願校探しの肝

【東京・神奈川の男子】中堅の男子校、共学校には要注意校も

 ほとんどの学校が締め切り前で、1月20日時点での応募状況だが、

●難関校では麻布、開成、早稲田、慶應普通部、聖光学院は前年より減、武蔵、浅野、栄光学園が横ばいで、増加しそうなのは海城、駒場東邦、サレジオ学院くらいしかない。埼玉、千葉ほどではないが、難関校離れは共通している。
●中堅校ではすべての入試回が増加基調の元気な学校が目に付く。高輪、獨協、日大豊山、明大中野など。この他、現段階で早くも第1回入試が前年を上回っているのが佼成学園。
●共学校は男女で異なり、男子が第1回入試で前年を上回っているのは東京農大一、目黒日大、安田学園、鶴見大附、森村学園、山手学院。現段階ではまだだが確実に前年を上回りそうなのが、成蹊、湘南学園。
●男女ともに前年を上回りそうなのが、ドルトン東京学園、法政大学、宝仙学園理数インター、自修館、桐蔭学園。
●共学校ですべての入試回が増加基調な学校は、開智日本橋、かえつ有明、工学院大附、駒込、淑徳巣鴨、多摩大目黒、日大一、日大二など。
●2021年入試の話題校は中学再開の広尾学園小石川、共学化の芝浦工大附だが、20日時点で総応募者数が前者は1677名、後者は1396名に達するほど人気が高まっている……千葉の光英VERITASもそうだが、話題になっているところに集まる傾向が顕著。

 こうしてみてくると、難関校の入試はそう大きくは変わらないとみていいだろう。減っていても先に上げた理由から易しくなることは期待しないほうがいい。

 併願校を選ぶとき注意したいのはここに出てきた中堅校だ。難度が大きく上昇する可能性がある。ただ多くの家庭が選んでいるということは、教育内容が期待されているということでもある。候補として検討してみる余地はある。

 何が人気なのか、ということは個々の学校の事情、隔年現象があり、括るのは難しいが、いくつか共通する事柄を見つけられる。

●日大系が日大豊山、日大一、日大二、目黒日大と2020年に引き続き今年も人気。明大系はここには明大中野しか出ていないが明大明治も明大中野八王子も前年を上回りそうで隔年現象に当てはまる。
●高輪、開智日本橋、かえつ有明、芝浦工大附、安田学園……と、近年タワマンが続々建っている下町から臨海部の学校が多いこと。この地域は今後中学受験層が分厚く存在する可能性がある。
●神奈川は横浜中心部ではなく、横浜市でも郊外の学校(サレジオ学院、桐蔭学園、森村学園、山手学院)や横浜市以外の学校(自修館、湘南学園)が受験生を増やしている。

 安全策を取るなら、ここに挙がった学校以外から探す、ないし傾向の逆張り(付属校なら他の大学系、臨海部以外の地域から選ぶといった具合)してみる手はある。

関連記事

トピックス