芸能

業界席巻の上白石姉妹 姉・萌音とは違う妹・萌歌だけの魅力

(時事通信フォト)

明るく力強いトーンの「声」が武器との評も(時事通信フォト)

 ドラマ『恋つづ』などのヒットにより、2020年に上白石萌音が一躍時の人となったのに続き、妹の女優・上白石萌歌の本格ブレイクにも期待がかけられている。女性向けファッション・エンタメニュースサイト『モデルプレス』の恒例企画「2021ヒット予測」では、女優部門の第2位にランクインした。

 ネクストブレイク候補として注目されている萌歌だが、その経歴は実に華々しい。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリに選ばれたことをきっかけに芸能活動をスタート。姉妹で共演した映画『羊と鋼の森』(2018年公開)での演技が評価され、「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。さらに、同じく「第42回日本アカデミー賞」において最優秀アニメーション作品賞を受賞した『未来のミライ』では主演声優を務めている。

 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)での前畑秀子役も注目を集めた。日本人女性初の金メダリストを演じるにあたって、萌歌は7キロの増量を敢行し、日焼けサロンにも通って水泳選手らしい肉体を獲得した。努力のかいがあって、前畑にスポットライトが当てられた第36話『前畑がんばれ』は、視聴者の間でも「神回」と名高いエピソードとなった。

 ダメ押しに付け加えるならば、萌歌が2019年4月から1年間担当した『A-Studio』(TBS系)のアシスタントというポジションは、若手女優の登竜門として有名で、これまで本田翼、波瑠、川栄李奈といったそうそうたる人材を輩出している。

 つまり、萌歌は、若手女優としてはエリート中のエリートと言えるほどの出世街道を歩んでいるのだ。2019年9月にはadieu(アデュー)名義で音楽活動も開始するなど、これだけ精力的に芸能活動をしていながら、まだ大学在学中というのも驚きだ。

「とっくにブレイクしている」とも言える状況ではあるが、強いていえば、それこそ姉の『恋つづ』のように民放連ドラで当たり役を掴みたいところだろう。姉の萌音は、放送中のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』で主演しており、ラブコメのヒロイン役として安定した地位を確立しつつある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン