国内

杉浦太陽が振り返る「コロナにかかって希美と話したこと」

おしどり夫婦として知られる杉浦と辻(時事)

おしどり夫婦として知られる杉浦と辻(時事)

 新型コロナ感染症は、若く健康な人であれば、感染しても症状が軽かったり、すぐに回復したりすることから、「なんだ、インフルエンザと大差ないじゃん」と考える人が少なくない。しかし、わずか1年あまり前に現れた未知の病気であるだけに、発症者が1年後、5年後、10年後にどうなるか、医者であっても誰も予想できない恐ろしさがある。

『週刊ポスト』(2月8日発売号)では、コロナ後遺症を17ページにわたって特集しているが、そこでは回復した発症者たちが様々な後遺症に苦しんでいることを告白した。嗅覚障害がしばらく続いたと話したのは、2020年9月に感染した俳優・タレントの杉浦太陽氏(39)。本誌では一部しかお伝えできなかった体験を詳しく紹介する。

 * * *
 昨年9月14日、発熱しました。病院で検査を受けるまでは家族に移すわけにいかないのでクルマで自主隔離しました。その日は寒さにガタガタ震えながら車中泊し、翌日に検査を受けて陽性とわかって入院しました。東京でも今のように感染者は多くなかったので大きなショックを受けました。

 体の辛さに加えて、家族も感染していたらどうしようという心の辛さのダブルパンチでしたが、家族は9月16日に検査をうけて、17日には妻(タレントの辻希美)も含めて陰性とわかってホッとしました。希美は泣きながら「陰性だったよ」と電話してきて、僕自身はまだ辛い状態でしたが、胸をなでおろすとはこのことだと思いました。

杉浦はベストファーザー賞を受賞したこともある(時事)

杉浦はベストファーザー賞を受賞したこともある(時事)

 入院中に嗅覚がないことに気づきましたが、味覚はありました。9月24日に退院できたのですが、その時もまだ嗅覚は戻っていなかった。25日に息子のおむつ換えをしている時に、ちゃんと匂いがすることを実感して安心しました。うんちの匂いも幸せな匂いなんだと感じました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン