感染者の累計が965万人と世界で3番目に多いブラジルでは1月18日から全土で中国の製薬会社シノバックが開発したワクチンの接種が始まっているが、人口2億人以上に対して確保できているのは1000万回分程度で、十分な量は確保できていない。
このため、「中国製の新型コロナウイルスのワクチン」の偽物をインターネット上で売って金をだまし取る詐欺事件が相次いでおり、国家衛生監督庁が注意を呼びかけている。
ワクチンの確保や接種が遅れている南米では、コロンビアなどほかの国でも偽ワクチンの詐欺事件が増えており、社会問題になっている。