芸能

globeは何が凄かったのか 小室哲哉が見出したKEIKOの歌声

いま聴いても魅了される曲ばかり(globeのHPより)

いま聴いても魅了される曲ばかり(globeのHPより)

 小室哲哉(62才)とglobeのKEIKO(48才)の離婚が成立したことが、事務所から発表された。KEIKOは直筆でファンへのメッセージをこう寄せた。

「2011年、くも膜下出血を発症して以来、多くの方々から沢山のお見舞のお言葉や励ましのお言葉を頂き、その皆様の優しさに助けられ、支えられて頑張ってまいりました。おかげさまで大きな後遺症もなく、元気に日常生活を送っております。今後も、健康管理に気をつけながら、アーティストとしても皆様に恩返しができるよう精一杯努力して参ります。」

 2人は2002年に結婚。KEIKOは2011年にくも膜下出血で倒れ、活動休止を余儀なくされていた。2018年に小室の不倫疑惑が報じられた後、離婚調停に入ったことが伝えられていた。

 18年以上にわたる結婚生活にピリオド──その報に接し、2人がかつて紡ぎ出した音楽に改めて想いを馳せる人は多い。

「今から20年以上前、JR SKI SKIのキャンペーンCMソングとしてDEPARTURESを初めて聴いた時は衝撃でした。カップル役の竹野内豊と江角マキコが東京から新幹線に乗ってスキー場に行く……日常から非日常に向かう感じをglobeの曲がかき立てる感じがして、興奮したのを覚えています」(40代男性)

「学生だった1990年代後半頃はバイト終わりにカラオケに行きまくっていました。TRF、安室奈美恵、華原朋美、globeなどのTKサウンドが全盛期で、行けば必ず歌っていた。globe を聴くと、その頃あったいろんなことが思い出されて懐かしい」(40代女性)

 1990年代日本の音楽シーンを席巻した、小室哲哉が生み出した楽曲の数々。チャート上位を独占し、街中で耳にしない日はないほどだった。なかでも小室本人がメンバーに加わり、後に妻となるKEIKOをボーカルに迎えたglobeの人気は絶大だった。

 小室、KEIKO、そしてラップ担当のマーク・パンサーからなるglobeがデビューしたのは、1995年8月のこと。ドラマ主題歌に採用されたデビューシングル「Feel Like dance」はオリコン最高3位、ミリオン目前の90万枚以上を売り上げた。翌月にはセカンドシングル「Joy to the love (globe)」がトヨタ自動車のCMに採用されヒット。初のオリコン1位も獲得した。

 前述の「DEPARTURES」は1996年1月発売の4枚目シングルにあたり、売上230万枚超でglobe最大のヒットソングとなった。その後発売されたファーストアルバム『globe』は売上400万枚超でその年の日本レコード大賞アルバム大賞を受賞。オリコン歴代アルバムランキング第7位という輝かしい記録を残した。

 その後も快進撃は続き、1998年9月発売の13枚目シングル「wanna Be A Dreammaker」では日本レコード大賞・大賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも3回出場し、その人気は不動のものとなった。

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト