再出発の場に築地を選ぶのは渡部らしい

再出発の場に築地を選ぶのは渡部らしい

「渡部の強みはとにかく守備範囲が広く、何でも出来ること。『王様のブランチ』(TBS系)や『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)など、MCとして大きな番組を回せる一方で、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出れば、ひな壇でしっかり笑いが取れる。さらにグルメや高校野球という“武器”もあります。演出側の意図を理解するのが早く、指示にも忠実だったと聞いていますし、“尺”を取らずに笑いを取る腕もあるので、こんなに使いやすい人はいませんでした。

 また、渡部の留守を守っている相方・児嶋(一哉)の存在も大きいでしょう。騒動前までは“ダメ芸人”的な立ち位置だった児嶋ですが、騒動後、渡部の話題をシャットアウトするわけでもなく、かといって渡部ネタで笑いを取るわけでもなく、上手に立ち回ったことで、飛躍的に彼の評価は高まりました。今後、渡部がMCをやったり、得意顔でグルメうんちくを披露するのは厳しいでしょうが、児嶋とセットなら復帰の目は十分あるでしょう。もちろん、ネガティブなイメージはそう簡単には消せないので当面、地上波に出るのは難しいかもしれませんが、YouTubeなど活躍の場はテレビ以外にもありますからね」

 ただし石田氏は、こう付け加える。

「気になるのは、渡部の不倫場所として報じられた『多目的トイレ』の名称が変更されることです。2月に国土交通省が、利用対象を明確化するよう求める方針を定め、新たな名称が3月中にも発表されます。名称変更について、大手紙やテレビニュースには渡部の名前は一切出てきませんが、実際には渡部の件が影響したのは明らか。3月のこのタイミングで、渡部の名前が再び取り沙汰される可能性があり、ようやく鎮火した炎が、新名称発表のタイミングで再燃することも考えられます」

 いずれにしても、芸能界復帰までは茨の道であることは間違いなさそうだ。

家庭では家事や育児に協力し妻との仲も修復中だという

家庭では家事や育児に協力し妻との仲も修復中だという

コメントを避けた渡部

直撃にはコメントを避けた渡部

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン