芸能

セント・フォースがキャラ立ち時代へ 鷲見、川田、神田の異端児が活躍

バラエティで活躍中の鷲見アナ(写真/ロケットパンチ)

バラエティで活躍中の鷲見アナ(写真/ロケットパンチ)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、多くの女性キャスターが所属する芸能プロダクション『セント・フォース』について。

 * * *

「今度、ウチでやることになりまして」

 美人キャスターの宝庫『セント・フォース』の幹部から、そう言って渡されたプロフィールは鷲見玲奈のものだった。2020年4月のことである。

 思わず「あの、鷲見麗奈さん?」と言ってしまった。テレビ東京の局アナ時代に男性週刊誌などに報じられた“ウワサ”がまだ生々しいタイミングだったからだ。

後にそのウワサは根も葉もないものだったことがわかったものの、『セント・フォース』の社長が築き上げた「“清楚なお嬢様キャスター”が数多く所属している」同社のイメージから鷲見は「かけ離れている」ため、大いに驚いた記憶がある。

鷲見玲奈、NiziU好きキャラでも弾ける

 だが、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)や『Oha!4NEWS LIVE』(日本テレビ系)など帯番組に出演しているタレントを除けば、今や、同プロダクション内でもっとも売れているのが鷲見玲奈。ゴールデンのバラエティ番組の企画会議では、今、必ずや名前が挙がると言っても過言ではない。

 局アナ出身には珍しく、タレントを前にしても決して物おじせず、嫌みなく“自分”を出せる人。テレ東時代、経済番組やスポーツ番組などを担当してきた強みも彼女にはある。現在出演中の『SBI FXトレード/SBI VCトレード』のCMは、ものすごくハマっていると思う。

 そうかと思えば、トークバラエティでは、番組のテイストや要求に合わせて、かなり頑張ってくれて、「キッチリ仕事をして帰る」特徴をもつ。曰く、年齢的にも「後がない」。ガムシャラにチャンスを次々ものにしている様子がよくわかる。

 NiziUにハマっていて新曲のCDを40枚予約したとか、半年間でグッズに30万円も注ぎ込んだエピソードを話した『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)も、大きな話題を呼んだものである。

 自宅に全くおしゃれ感がなかったことや、『Step and a step』の振りを「できますよ」と言い、スタジオで披露したものの、『セント・フォース』の先輩・川田裕美のスキップのようだったことも、「鷲見玲奈は本当にわかっている」と業界でも話題だった。

 とにかくサービス精神旺盛で、何事もやりきってくれるから、かえってイタさがない。とにかく、これまでの『セント・フォース』には絶対に居なかったタイプなのである。

業界内での評価も高い(写真/ロケットパンチ)

業界内での評価も高い(写真/ロケットパンチ)

関連キーワード

関連記事

トピックス

愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
羽生結弦が主催するアイスショーで、関係者たちの間では重苦しい雰囲気が…(写真/AFLO)
《羽生結弦の被災地公演でパワハラ告発騒動》アイスショー実現に一役買った“恩人”のハラスメント事案を関係者が告白「スタッフへの強い当たりが目に余る」
女性セブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)
《10人の子の父親だったゾマホン》18歳年下のベナン人と結婚して13年…明かした家族と離れ離れの生活 「身体はベナン人だけど、心はすっかり日本人ね」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン