初期の子宮頸がんは症状が出ないことが多いが、原の場合は症状が強く出ていた。
がんを早期発見するには、初期症状を見落とさないことが大事だ。2019年に舌がんが発覚した堀ちえみ(54才)は、がん発覚半年前から初期症状である口内炎に悩んでいた。しかし、持病のリウマチの薬の副作用として口内炎が出ると医師から伝えられていたため、受診が遅れてしまったという。
「年間約100万人ががんと診断され、約35万人が命を落とします。日本対がん協会の試算では、コロナ禍で受診や検査をしないために、4万人の『隠れがん患者』がいるとみられます。その数字は国内での1年間のコロナによる死者数約9000人を大きく上回っている。『今日の一針、明日の十針』ということわざがあるように、心配なかたはしっかりと検査を受けることをおすすめします」(一石さん)
※女性セブン2021年4月8日号