田中さんの人柄を一層輝かせた作品といえば、山田洋次監督の映画『学校』(1993~2000年)だろう。50代になるまで文字の読み書きができないイノさんが夜間中学に通い、必死に勉強し、好きになった先生に送った初めての“ラブレター”は、いまシーンを見返しても色あせないピュアさがある。シャイでお茶目、人を愛し、人に愛された田中さんは作品とともに私たちの記憶に残り続ける。

※女性セブン2021年4月29日号

 

思春期を迎える純

思春期を迎える純の“問題行動”にもいつも真正面から向き合う五郎。そんな父を疎ましく思いながらも、純はその存在の大切さに気づいていく…

地井さんのお別れ会にも

黒板一家を支える中畑のおじさんを熱演した地井武男さんが死去したのは2012年。お別れ会では、「地井に会いたいよ!」と悲痛な思いを残した田中さん。天国で地井さんと何を語らうか

宮藤官九郎の体に乗り移る老人役

宮藤官九郎の体に乗り移る老人役をコミカルに演じた、宮藤初主演映画『福耳』(2003年。時事通信フォト)

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