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ワークマンは今後も成長できるのか 作業服店で培ったノウハウが通用しない局面へ

今後の成長エンジンと「2つの課題」

 ワークマンが従来型の作業服店に一般客を取り込んで急拡大した手法は見事でした。そして1000億円企業にまで成長させることは並大抵の手法ではありません。従来型の作業服店だけではこの成長は不可能でした。

カジュアル・アウトドアウェアの品揃えを増やす「ワークマンプラス」(時事通信フォト)

カジュアル・アウトドアウェアの品揃えを増やす「ワークマンプラス」(時事通信フォト)

 昨年秋に発表した今後の計画では、「10年後にワークマン女子400店舗、ワークマンプラス900店舗、ワークマン200店舗体制にする」という目標が掲げられており、今後の成長エンジンは一般客向けの女子とプラスになるということです。

 それだけに、これまで見てきたように「従来型店で培ったノウハウは通用しにくい」という兆候がすでに見え始めており、新しい分野での戦いを強いられることになる可能性があります。

・全品が3~5年のモデルチェンジでは通用しない
・ファッションビジネスを知らない人では店舗運営ができにくい

 という2点が特筆すべき課題です。本社にはこの2点に素早く対応できるノウハウはそこまで蓄積されていないでしょうから、一般客をメインに舵を切ろうとしている今こそ、ワークマンは岐路に立たされているといえます。これから採る方策次第では、苦戦に転じてしまう可能性も少なくないと見ています。

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