芸能

花田優一が告白「世界で一番嫌いな週刊誌記者を弟子にしたら、興奮した」

奇妙な縁から「世界で一番嫌い」な週刊誌記者を弟子にした花田優一氏

奇妙な縁から「世界で一番嫌い」な週刊誌記者を弟子にした花田優一氏

 父・花田光司氏(元・貴乃花親方)との間に生じている行き違いや、歌手やアートなど多方面で活動することへの疑問など、何かと世間の反発を受けがちな花田優一氏。しかし、本業である「靴職人」としての実像はあまり報じられていない。5月、そんな優一氏の素顔を探るべく「週刊誌記者」が弟子として“潜入”したという。「憎い存在」といって憚らない週刊誌記者との奇妙な交流を優一氏がレポートする(別稿で記者本人のレポートあり)。

 * * *
 今日、僕の靴工房に、一人の男性が「弟子入り」した。

 日々一人で、工房で作業する僕にとって、学びに来る者がいると、自分の仕事にも身が入る。職人の人口が減っている今日、靴作りを学ぶ意欲がある者に出会えることに、希望を感じている。

 弟子になった男が、「週刊誌の記者」であることを除いて。

 ある日、家にいるとインターホンが鳴った。僕はその頃、父に“勘当”されたらしく、いつものように家の周りに記者がいることはわかっていた。インターホンのモニターに映る、派手なコートを着る男が週刊誌記者であることはすぐにわかった。

「お父様に勘当された件についてお話をお聞きしたいのですが」と言うので、「今、家の者がおりませんので」と、いつものようにわかりやすい嘘をついた。

 15分後ほどして外を見ると、“珍しく”週刊誌記者は立ち去っていた。ついでにポストを見ると、便箋が3枚ほど畳まれた封筒があった。中には、先程インターホンを鳴らした週刊誌記者の丁重な謝罪文と取材したいという旨が、急いで書いた文字で並んでおり、彼の、すぐに立ち去り手紙に書き記すという行動に、無礼な記者ばかりで麻痺していたのか、僕はなぜか心を打たれた。

「週刊誌記者」は世界で一番嫌いな職業

  断るにせよ、取材を受けるにせよ、彼には直接話をするのが筋だと思い、電話をした。そして取材を受けることになった。

 取材内容は、「これ以上、失礼な質問をするのであれば、帰ってください」と面と向かって言うほど、怒り心頭な質問ばかりだった。結果として、議論と編集の末、記事は悪くないものになったが、週刊誌記者の適当さと低俗さに呆れる気分だった。

 その週刊誌記者は、約1か月後、僕の弟子になった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン