秋篠宮さまと眞子さまは、周囲の誰もが認める「仲よし親子」だった。それが、いつしか会話は減り、心の距離は離れていった。ひとりの父親としては、愛娘を全力で守りたい──そんな思いとは裏腹に、秋篠宮さまは“非情なご決断”を迫られている。
眞子さまと婚約内定者・小室圭さんとの結婚の障壁となっているのが、小室さんの母・佳代さんと元婚約者Aさんとの金銭トラブルだ。小室さんが金銭トラブルについて説明した「28枚の小室文書」には「話し合いもせずにお金を渡すという選択はしない」と強気の姿勢が示されていた。
しかし、その4日後には一転、「解決金を渡す」と文書の内容を翻したものの、解決金に関する動きはなく、逃げ腰で“無視”を決め込んでいる状態だ。二転三転する一連の行動を、理解に苦しむ人は多いだろう。
「小室文書」発表の翌日には、秋篠宮家の最側近である皇嗣職大夫が会見で「秋篠宮家長女の眞子さまのご意向が大きかった」と明かした。
「つまり、トラブル解決には“船頭”が多すぎる状態なのです。本来、『佳代さんのトラブル』ですから、佳代さんが主体になって動くべき。しかし、実際は息子の小室さんが動き出し、眞子さまのご意向が大きいことも明らかになった。それに加え、代理人弁護士もいます。それぞれの思いつきに左右されて意見がまとまらず、場当たり的な対応につながっているのではないか」(Aさんの知人)
そうした計画的とはいえない対応は、裏を返せば秋篠宮ご一家や宮内庁が関与できていない証左でもある。
「ご自身が関与できず、問題は混迷を極めるばかり。そんな中で秋篠宮さまは、愛娘である眞子さまに “すべての責任を負わせる”という覚悟を決められたようです」(皇室ジャーナリスト)
秋篠宮ご一家には近頃、重苦しい空気が流れるばかりで、「紀子さまは職員に対してますます厳しい要求をされるようになった」(宮内庁関係者)という。その原因は、ご結婚問題にほかならない。そんなご一家の状況も考慮され、秋篠宮さまは厳しいご決断をされたのだろう。
「皇嗣職大夫が独断で眞子さまのご内心に触れる発言はできませんから、秋篠宮さまと相談したのでしょう。眞子さまが矢面に立たされ、国民に厳しい視線を向けられることになってでも“目を覚ましてほしい”という親心がおありだったのでは」(前出・皇室ジャーナリスト)
また、別の皇室ジャーナリストは次のように言う。
「眞子さまは“結婚はプライベートなこと”として『公』より『私』を優先する姿勢を貫かれています。しかし、それはこれまでの皇室のあり方とは一線を画すもの。その姿勢を容認しては、皇室が築いてきた国民からの敬愛と信頼を失いかねません。秋篠宮さまは皇室を守るため、眞子さまが単独で“暴走”されたのだと、切り捨てる覚悟を決められたのではないでしょうか」