李氏は狸に化かされたような気分だったが、その動画に映っていた結婚式場にまで足を運び、式場の係員から新郎の名前を聞き出し、会って話しをしてみると、彼女が李氏の新妻と同一人物であることが分かった。このため、2人は警察に通報。その後の警察の捜査で、新妻は結婚詐欺グループの一味だったことが判明。李氏に新妻役の女を紹介した仲人役の中年女も一味の1人だった。
中国では昨年5月にも、結婚詐欺グループの女が広東省広州市に住む男性から約50万元(850万円)を騙し取り、結婚式を挙げたあと行方をくらませた事件が起きている。このケースでは、女の氏名、年齢、戸籍、身分証、財産、経歴などすべてがウソで、結婚式に参加した新婦側の家族や親類、友人ら50人もすべて金で雇われた人間だったという手の込んだ結婚詐欺だったという。