カトパンと重なるあの人気アナ
そんな夏目と対照的に、結婚後も仕事を続ける意向を示しているのが“カトパン”こと加藤綾子だ。カトパンが結婚したのは「一般男性」と言っても、年商2000億円のスーパーマーケットチェーンを経営する男性。超セレブ婚を果たしたカトパンは、いわゆる“アイドルアナウンサー”として頂点を極めたといって良い存在だろう。2011年には「好きな女子アナランキング」で1位となり、男性から絶大な人気を集めた。
フジテレビ退社後もスポーツ情報番組やバラエティに出演。また、2019年から古巣フジテレビの夕方の情報番組『Live News it!』でメインキャスターに抜擢され、着実にキャリアを築いてきた。そんなカトパンについて丸山氏は、「元テレビ朝日アナウンサーの小川彩佳さんとイメージが重なる」と語る。
「カトパンと小川さんは、2代目青年実業家とベンチャー企業社長という違いはあるものの、2人とも社長とセレブ婚を果たしました。局アナからフリーになり、結婚後もキャスターを続けるという道も同じです。経営者や有名スポーツ選手とセレブ婚した女子アナの中には、仕事をやめる人もいますので、結婚後も働くのは、旦那さん的には『理解のある男性』というイメージになりますし、女性側にとっても『キャリアと家庭の両方で幸せを手に入れた』と羨ましがられる。イメージ面では夫婦ともにプラスになるんです。小川アナの場合は結局、夫の不倫が原因で離婚協議入りしたと報道されましたが…。
カトパンのこれまでの活動を振り返ってみると、アイドル的なアナウンサーというイメージから少しずつ報道キャスターの方向にシフトしているように見えます。家庭という安定した場所を手に入れて、仕事もますますキャリアアップして今後は報道の分野などで新しい挑戦をしていきたいと考えているのではないでしょうか」
夏目三久と加藤綾子。同世代で互いにキャリアの頂点を極めた2人だが、結婚後の歩みはどう分かれていくのか。女性の生き方のロールモデルとして、今後参考にされそうだ。
◆取材・文/バーボン長嶋