手のひらの部分を曲線的に縫うことで、剣を握った際の膨らみを抑えている。繊細な技術と気遣いが生むフィット感は唯一無二だ
細かいオーダーにも難なく応える、かずゑさんの熟練のミシンさばき。同社のグローブはすべてこの工房でハンドメイドされている
さまざまな素材をフェンシンググローブに応用してきた勝弘さん。半世紀以上にわたる手袋作りの経験が、豊富なアイデアの源泉だ
素材の裁断や微調整に用いる鉄製の型枠。そのひとつひとつに、手袋生産シェア日本一の町・東かがわ市の伝統が息づいている
大小30個ほどに分かれたパーツを縫い合わせることで、ひとつのグローブが完成する。1日に生産できるのは5枚ほどだという