コロナ禍で現役志向の落とし穴も
最近では現役進学が一種のトレンドになりつつある。コロナ禍で不安が大きく、入試は実施されるのかという心配があるからだ。そのため、志望校選びも安心、安全を重視したものとなり、現役進学志向が高まっている。
コロナ不況到来などともいわれ、経済的な面からも現役志向は強まっている。ただ、志望大学のレベルを下げるなどと言うのは避けたほうがいい。かえって、そのレベルが難化したりするからだ。こんな時こそ、「行ける大学」選びではなく、「行きたい大学」選びを心がけてほしいものだ。
●文/安田賢治(大学通信常務取締役)