公立の躍進、名門私立の現役進学率は?
公立の躍進が目立ち、8位/高志(福井)、11位/水戸第一(茨城)、12位/浦和・県立(埼玉)、13位/明和(愛知)、17位/西京(京都)と続く。いろいろな自治体の学校が入っていることを見ても、全国的に公立校の躍進が読み取れる。
この中で公立一貫校は高志と西京だ。水戸第一も一貫校となったが、一貫生はまだ卒業していない。公立高というと、昔は「4年制高校」などと言われ、浪人するのが当たり前のようにいわれた時もあった。しかし、改革を重ねて成果を出してきている。かつては現役合格に強い中高一貫校と言われたが、それが崩れ始めているともいえよう。
3位は西大和学園(奈良)の6.3ポイントアップ、4位は洛星(京都)の6.0、5位は武蔵・私立(東京)の5.9の順で、いずれも私立の中高一貫校だ。
表中、東大、京大にもっとも現役進学者が多く、現役進学率が高かったのが10位の灘で、44.4%だった。現役進学者数は東大75人、京大21人、合計96人だ。
東大合格者数及び現役合格者数ともにトップの開成(東京)は、東大+京大現役進学者数は110人で、現役進学率は28.2%だった。京大合格者数及び現役合格者数トップの北野(大阪)は65人で、現役進学率は20.8%だった。