芸能

キル・ビル、影の軍団、柳生一族の陰謀…千葉真一さんの活躍を振り返る

千葉真一

『恋と太陽とギャング』で共演した17才の本間千代子と23才の千葉真一さん(写真/共同通信社)

 コロナ禍でまた1人、名優がこの世を去った。世界的アクション俳優として知られている千葉真一さんが、8月19日新型コロナウイルス感染症による肺炎で死去した。あまりに突然の出来事に多くの人が驚き、そして悲しんだ。千葉さんをしのびつつ、偉大な功績を振り返る。

●1962年『恋と太陽とギャング』
 本間千代子(76才)と千葉さんは本作で兄妹役を演じた。東映に入って間もない本間と写るこの写真では、互いにまだあどけなさが残る。

●2003年『キル・ビル』

映画俳優・ルーシー・リューとの一枚(Getty Images)

ルーシー・リューとの一枚(写真/Getty Images)

 代表作の1つとしてあげられるこの作品は、同じアジアにルーツを持ちながら世界で活躍し続けている千葉とルーシー・リュー(52才)が中心的役柄を演じた。

●同、『キル・ビル』

栗山千明

『キル・ビル』で共演した栗山千明と(写真/Reuters/AFLO)

 当時高校生の栗山千明(36才)は、殺し屋・GOGO夕張役でハリウッドデビュー。作品の中でも着用している制服姿で実の親子のようなツーショットも見せた。

●同、『キル・ビル』

タランティーノ監督

タランティーノ監督もファンと公言(写真/Reuters/AFLO)

 クエンティン・タランティーノ監督(58才)もファンと公言する彼の代名詞である剣術。本作ではタランティーノ監督の前で剣術指導を行い、演出面でも携わった。

●1980年『影の軍団』(関西テレビ)

1980年『影の軍団』の共演者らとのオフショット

1980年『影の軍団』の共演者らとのオフショット

 撮影現場では、共演者と弁当を食べながら仲むつまじく過ごす様子なども見られた。千葉さんのほか、橋爪功、伊原剛志、まだ駆け出しだった頃の石田純一などの姿もあった。

●1994年『THE WAY THINGS ARE』

千葉真一さん(時事通信フォト)

千葉真一さんと野際さん、真瀬樹里の親子3人(時事通信フォト)

 映画の公開パーティーに、千葉さん、野際さん、真瀬樹里(46才)の3人が仲よく白色の洋服に身を包んで出席。ニッコリと微笑む姿からは幸せな雰囲気を醸し出していた。

●1978年『柳生一族の陰謀』
 両手に刀を持ちながらの難しい殺陣の演技を見事に披露した千葉さん。斬りかかってくる相手を睨むなど迫真の演技が随所に見られた。

写真/『女性セブン』写真部、アフロ、時事通信社、共同通信社

※女性セブン2021年9月9日号

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン