綾瀬の母が、詐欺まがいの投資話と1億近い資金をつぎ込んだ騒動を語った

7月下旬、綾瀬(右)は拳を上下させ、鬼の形相でA氏の息子の税理士(左)に訴えかけていた

──投資したお金は返ってきましたか。

「はい。でも全額ではありません……。ただお金のことよりも、娘に迷惑をかけてしまったことがつらい。娘は『大丈夫、大丈夫』と言って、私を全然責めないんです。それどころか、私が友達が少ないということを知っているので『お父さんもおらんし、お母さんもたまにご飯行けてよかったね』と言ってくれた。

 お金についても『返らんかったら、返らんでええよ』って。親が言うのもおかしいけど、すごく優しい子で、いつも元気に心配をさせないよう気を使ってくれています」

 そう言うと母は涙を浮かべて、こう言葉を絞り出した。

「娘に迷惑をかけてしまった……でも本人は『大丈夫』と言ってくれて。本人が(コロナ感染で)大変なときにこんな心配をかけちゃって……もう、ろくでもない親ですよね」

 綾瀬にとっても1億円はわずかな額ではないはずだ。しかし彼女は何度も「お母さん、お金はいいから」と母に声をかけていた。高齢者を狙った甘い投資話には注意が必要だが、当事者は気づきにくいもの。今回のケースのように、母と子の思いやりの交換こそが、そうした窮地を救うのかもしれない。

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

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