一般の人々にとっては、選択肢が広がるという意味で、メリットを感じられるが、就職戦線で高倍率の狭き門をくぐって大手テレビ局に就職した若手局員たちの心境は、複雑だ。
「テレビ局が憧れの仕事で、キー局ならば20代で年収1000万円超えで、モテモテ。西麻布や六本木を肩で風を切って歩けたのも、今は昔です。放送は免許事業なので簡単には傾かないでしょうが、10年、20年後も高給なままなのかは怪しいです。優秀な先輩局員たちが独立し始めたら『終わりの始まり』だと、周囲を見渡している若手は多い」(20代のキー局局員)
どんな近未来が待ち受けているのか。戦々恐々としているテレビマンは、想像以上に増えている。