今週もそうでした。大きな話題を集めたのがりょーちんこと亮(永瀬廉)と百音のシーン。

 百音に対して「なぜ島へ戻ってきたの?」とりょーちんが聞く。二人の間に微妙な空気が流れる。寝ていたはずの友達も聞き耳をたてる。百音が「地元のために働きたかったから」と答えると、りょーちんは「きれいごとにしか聞こえないわ」と返す。セリフは数えるほどしかなく画面は静かですが、数分間にわたり揺れる主人公たちの心理が手に取るように伝わってくるシーンでした。

 むしろ現実の方がドラマチックな展開と言えるのかもれません。

 海外メディアが「ドラマ」と名付けたド派手な駆け落ち婚が展開中です。「眞子さまと小室さんのドラマは、イギリスのヘンリー王子とメーガン妃の衝撃的な王室離脱に匹敵する」(ワシントン・ポスト電子版)。

ネット上では「コムロン毛」とも

ネット上では「コムロン毛」とも

 ニューヨークの小室圭さんは髪の毛を長く伸ばし後ろで結んで登場。同調圧力の強いこの国へ、しかもプリンセスと結婚するために帰るのに、その格好ではむしろ目立つ一方。予想を裏切って走っていく二人の物語は、まるで海外ドラマ的なド派手な展開となっています。

 主人公・百音の静かな戦いを描き出す朝ドラと、現実に進行する駆け落ち物語。その対比に驚かされながら思わず画面に見入ってしまった今週でした。いよいよ朝ドラも残り1ヶ月。今月は二つの対照的なドラマがどうやって決着していくのかじっくり鑑賞したいと思います。

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン