小峠が評価される背景には、彼が歩んできた芸人人生にも関係がある。芸能ジャーナリストが解説する。
「小峠さんはもともと吉本のNSC大阪校出身で、バイきんぐはそこで結成されました。その後、いくつかの事務所を経て現在の事務所であるソニー・ミュージックアーティスツに移りブレイクを果たした。そうした経緯から、小峠さんは吉本特有の空気感については理解しつつ、吉本内の体育会系的なノリにとらわれない強みがある。他の吉本の後輩芸人なら松本さんにツッコむなど躊躇してしまうところですが、小峠さんは遠慮することなくツッコむことができる。
松本さんも小峠さんのそうした点を買っているのでしょう。6月に放送された『キングオブコントの会』(TBS系)は松本さんが民放では20年ぶりにコントを披露するとして話題になりましたが、そこで2人コントの相方を務めたのが小峠さんでした。そのコントは視聴者の絶賛を浴び、松本さんの小峠さんに対する信頼をより高めたのです」
小峠英二、なんて芸人だ!