芸能

ムロツヨシ、生き別れの母と40年ぶり再会「あなたを恨んでいない」

ムロ

母と40年ぶりの再会を果たしたムロ(写真は2020年7月)

 俳優のムロツヨシ(45才)が、10月1日放送の『さんまのまんま秋SP』(フジテレビ系)で、40年ぶりに母親と再会したことを告白した。「前回、お母様、産んでくれた母君の話をしたと思うんですけど」と、何気なく切り出したムロ。2019年5月の出演時、ムロは4才のときに両親が離婚しており、それ以来、母親とは一度も会っていないといった話をしていた。その放送回を振り返って、ムロが続ける。

「さんまさんが『お前(が息子だ)って気づいてるに決まってるやろ』って(前回放送で)言ってくれてたんです。それでオンエアが終わってから、1週間か10日後くらいに事務所にお手紙が来まして」

 すかさず、明石家さんま(66才)の「ウソやん!」という突っ込みが入るも、軽くいなして「ほんとです。で、読んでみると、『さんまのまんま』を見て、私の産んだ子だってわかりました。お会いできませんか、って」。

 そして実際に会ってきたと、さらりと言うのだ。さんまが「VTR収めてないのか、それ!」と突っ込むと、「そこまで番組にはしないですよ!」とムロ。40年ぶりの母子の再会劇という涙なしには語れないはずの物語を、明るく、実に軽妙に語っていく。

 つらいことも努めて明るく。これが、喜劇役者を自称するムロの信条だ。その実力は、大泉洋(48才)をして「“爆笑”といえばムロツヨシ」と言わせるほど確かなものだ。周りを明るくする術を、ムロは幼い頃から身につけてきた。

「両親の離婚によって姉と共に父親に引き取られたと思ったらすぐに親戚に預けられ、父親は子供がいる別の女性のもとへと行ってしまったんです。家の中でも学校でも“不幸な子”と思われないように明るく振る舞い、お調子者と呼ばれるほど、周りを笑わせてきたそう。子供のときから、嫌われずに生きていくにはそうするしかないと考えていたようです」(舞台関係者)

 父親が再婚すると、新しい家族の隣の家に暮らしていたが、ほどなくして父親がふたたび離婚。叔母夫婦や、いまでも“妹”と呼ぶ従妹と共に暮らす生活に戻る。高校を卒業すると、一浪の後に理系の難関・東京理科大学へ進学。いい大学に行っていい会社に入ることで、育ての親を安心させようとしていたという。しかしここで、運命を変える出会いに遭遇する。観に行った舞台で段田安則(64才)の演技に感動し、役者を目指すことを決意するのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)が犯行の理由としている”メッセージの内容”とはどんなものだったのか──
「『包丁持ってこい、ぶっ殺してやる!』と…」山下市郎容疑者が見せたガールズバー店員・伊藤凛さんへの”激しい憤り“と、“バー出禁事件”「キレて暴れて女の子に暴言」【浜松市2人刺殺】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ(右・Instagramより)
《スクープ》“夢の国のジュンタ”に熱愛発覚! WEST.中間淳太(37)が“激バズダンスお姉さん”と育む真剣交際「“第2の故郷”台湾へも旅行」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト