慶應病院同様、ジェネリック処方率が58.25%(2019年度)と全国平均を大きく下回る愛知医科大学病院は、「ジェネリックのインセンティブを受ければ1200万円程度になりますが、受けていません」(病院管理課)と回答。その理由として、大学病院を利用する患者が先発薬を求めること、安全性への不信、安定供給への不安などを挙げた。
順天堂大学医学部附属順天堂医院(同処方率59.96%)も同様で、「患者さんの安心安全を最大限考慮し、十分に検討を行なったうえでジェネリック医薬品への切り替えを慎重に進めている」(事務部管理課)と回答した。
※週刊ポスト2021年11月5日号