農薬から添加物まで、これほど多くの問題点を抱える背景には、韓国独自の食品規格の甘さがあると郡司さんは指摘する。
「基本的に、添加物に関しては国際基準があるため国によって大差はありません。ただし食品の規格は国ごとに異なるため、それによって安全性に違いが出てきます。例えば日本では、食品衛生法とは別にJAS規格がありますが、これは添加物の使用を制限するなど、食品衛生法の基準より厳しいルールで製造されている食品が多くあります。
韓国にもKS規格が存在しますが、食品衛生法より厳しくしている食品は見られません。つまり、より安全安心できる食品を作ろうという姿勢が感じられないことも問題の1つなのです」
※女性セブン2021年11月11日・18日号