国内

抗老化研究の最前線「80~90代で40代の身体機能をキープ」の現実味

(写真/GettyImages)

若返り研究は日々進化している(写真/GettyImages)

 古今東西、若返りや不老不死は永遠のテーマだ。歴史上で、権力者たちはその権力の永続を願い、さまざまな方法で長寿を試みた。なかには処女の生き血を飲んだり、子供の尿で煮詰めた鶏卵を食べたりといった際どいものまである。そこまでして、という気もするが、それほど執着する気持ちはわからなくもない。

 しわやシミが増えた顔を鏡で見たとき、本や新聞の文字がぼやけて見えないとき、体のあちこちが痛くて日常生活が億劫なとき、病院で処方される薬が新たに増えたとき──これまでは「年だから仕方ない」と割り切るしかなかった。生きている限り誰にでも訪れる現象だったからだ。

 だが、その老化を防いだり、若い頃の体を取り戻せるとしたらどうだろう。すぐにでも飛びつきたくなるような夢のような技術が、最新の研究により現実のものになろうとしている。

 米Googleが老化現象やそれに伴う疾患の解決を目指す研究施設「Calico」を設立したことを筆頭に、多くの企業が長寿ビジネスに参入している。その一因として、人間の寿命が右肩上がりに延び続けていることが挙げられる。

 今年9月には香川県在住の炭山ウメノさん、大分県在住の児玉コウメさんの双子姉妹が「存命中の最高齢の一卵性双生児」「史上最高齢の一卵性双生児」としてギネス認定された。その記録は、ご長寿双子姉妹として親しまれた「きんさんぎんさん」を125日上回る107才300日で、さらなる更新を続けている。

関連記事

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン