コラボ商品開発に意欲見せるローソン
さて、日本ハムには数多くの企業がオフィシャルスポンサーやグランドパートナー(出資企業)として名を連ねている。
いずれも北海道にかかわりのある企業で、ニトリ、ホクレン(ホクレン農業協同組合連合会)、野口観光のように道内に本社や本部をおいている企業や、ANA、イオン、ローソンなど北海道をビジネス拠点としている企業である。北海道のメディアである北海道新聞や北海道が創業の地であるサッポロビール、そしてホクレンはオフィシャルスポンサーとグランドパートナーの双方に名前がある。
意外なことに、オフィシャルコンビニとなっているのはセコマではなくてローソンだった。北海道移転直後からの付き合いだという。そこで、ローソンに新庄新監督への期待と、今後のコラボ展開について直撃してみた。
「新庄監督就任で北海道に注目が集まり、今シーズンは大きな盛り上がりを見せると期待しています。オフィシャルスポンサーとして一緒に地元北海道を盛り上げていきたいです」(広報担当者)
新庄監督とのコラボ商品の展開については「今のところ予定はございませんが、道民の皆さんに喜んでいただけるコラボを実現できたら良いなと思っています」(同担当者)とのこと。
過去には、所属選手とのコラボ商品(パンやスイーツなど)を毎年販売。今年も10月に西川遥輝、近藤健介、大田泰示、中島卓也、上沢直之の5選手合同プロデュース商品を販売し、大好評だった(※すでに終了)。ビッグボスとのコラボ商品が誕生すれば、人気爆発となるのは間違いないだろう。
農産物の人気アップ期待も
ファイターズの選手、球団と一緒になって「北海道農業応援プロジェクト」を展開しているのは、ホクレンだ。
選手から道内の農業生産者に向けたビデオ応援メッセージ作成や、農業生産者の投票による「BESTファイター賞」選出などの活動を通じて、農産畜産物のPRや農業への理解を深める活動を展開している。こうした活動に新監督が登場する可能性はあるのだろうか。
「どちらかというと、これまでは選手にご登場いただいてきましたので、今のところ新庄監督でという予定はないのですが、大変に影響力のある方なので、何らかの形でプロジェクトにかかわっていただけないか検討したいと思っています」(広報担当者)
新庄監督が北海道米やジャガイモ、酪農製品などのPRに絡んでいけば、生産物の人気が高まり、生産者のモチベーションも上がっていくのではないだろうか。