芸能

演歌第7世代ブーム!新浜レオンは新御三家カバーで注目 父は『伯方の塩』歌う

新浜レオン

「演歌第7世代」を牽引する新浜レオン

 今、演歌界で新たなブームが起こっている。歌唱力抜群のイケメン歌手が続々と登場しているのだ。ブームの最先端をコラムニストで放送作家の山田美保子さんが解説する。

 * * *
 この1~2年、歌謡界で話題を呼んでいる「演歌第7世代」を御存知だろうか。あの「純烈」のブレイクで始まった「演歌男子」も引き続きブームと言えるが、「演歌第7世代」にはイケメンの実力派ソロ歌手が集まっている。真田ナオキ、辰巳ゆうと、青山新(あおやま・しん)、望月琉叶(もちづき・るか)、彩青(りゅうせい)、二見颯一(ふたみ・そういち)、新浜レオン(にいはま・れおん)〈順不同〉ら、演歌歌謡系の若手歌手のことを、レコード会社や所属事務所が、その垣根を越えて業界全体で盛り上げようとしているところだ。 

 たとえば11月27日には『日経ホール』にて行われる、「我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート」には、辰巳、二見、新浜、彩青、青山がステージに並ぶ。

 全員、甘いマスクと歌声が魅力的で、21年前、彗星のごとく現れた「演歌界のプリンス」氷川きよしを彷彿とさせる。氷川同様、彼らを支えているのは圧倒的に年齢を重ねた女性ファンたちである。

 氷川が長年、『演歌名曲コレクション』なるシリーズアルバムで。文字通り演歌の名曲をカバーし、コンサートでも大先輩たちに敬意を払いつつ大切に歌ってきたように、「演歌第7世代」も、往年の演歌や歌謡曲の名曲をカバーして話題を呼んでいるところだ。

幼少期から新御三家の曲に触れてきた

 なかでも新浜レオンは、新御三家、郷ひろみ、野口五郎、そして西城秀樹さんの大ヒット曲を次々カバーし、彼らのファンから御礼の言葉が届くほど。その歌唱力や盛り上げ方が、新御三家ファンの想いを裏切らないからだろう。

 それにしても、いくら昭和歌謡がブームだとはいえ、まだ25歳の新浜レオンが、なぜここまで新御三家に精通しているのか。その理由は父親が2代目『伯方の塩』のCMソングでも知られる演歌歌手の高城靖雄だからだ。

 高城がコンサートやディナーショーで新御三家の曲をカバーしているのを幼少期から見ていた新浜が選んだのは、郷ひろみの曲では、『お嫁サンバ』『2億4千万の瞳』『よろしく哀愁』『セクシー・ユー』。西城秀樹さんの曲では、『情熱の嵐』『ギャランドゥ』『ブルースカイブルー』『傷だらけのローラ』。リアルタイムで聴いていらした方なら歓声をあげてしまうような名曲ばかりである。

 そして野口五郎とは、『うたこん』(NHK)で『私鉄沿線』をデュエットし、新浜曰く「こちらはもう、夢のようなひとときだったし、感謝しかなかったんですけれど、野口五郎さんは僕が『私鉄沿線』をカバーしているYouTubeまで見ていてくださっていて、『歌ってくれて、ありがとう』とまで言ってくださったんです」と。その後、他番組ではデビュー曲『離さない 離さない』を野口の前で披露する機会も得て、「カメラが回っていない場所で、とても褒めていただくことができました」(新浜)という。

関連キーワード

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト