国内

雅子さま、美智子さま、佳子さま…ティアラで辿る女性皇族の煌めく笑顔

 今年、ついに成人される天皇皇后両陛下のご長女・愛子さま。成年行事では格式高いドレスであるローブ・デコルテをお召しになり、ティアラも披露されることが決定した。そのご決断は、国民を思うがゆえだった。12月1日に誕生日を迎えられ、いよいよ成人となられる愛子さま。成年行事は12月5日に行われる予定だ。当日は午前中に宮中三殿を参拝後、天皇陛下から勲章を受け取り、午後にはローブ・デコルテにティアラを着用された正装で両陛下に挨拶される。

 ティアラは新調せず清子さんのものを借り、愛子さまに合わせたサイズ調整が行われた。その裏には「コロナが収束し、国民の生活や経済が落ち着くまでは…」というご配慮があったそうだ。成年後も、より一層国民に寄り添うご活躍をされるに違いない。

 ご成年、ご即位といった大切なとき、女性皇族方の笑顔に華を添えてきたティアラを振り返る。

(時事通信フォト)

笑顔で手を振られる雅子さま(時事通信フォト)

(時事通信フォト)

微笑まれる雅子さま(時事通信フォト)

■皇后雅子さま(57才)
 2019年11月、御代がわりの儀式「祝賀御列の儀」で、ティアラ姿を披露された雅子さま。皇后に受け継がれるティアラの中で最も由緒ある「皇后の第一ティアラ」と呼ばれるもので、雅子さまも即位に合わせて美智子さまから受け継がれた。

(写真/アフロ)

香淳皇后から受け継がれたティアラ(写真/アフロ)

■上皇后美智子さま(87才)
 1990年11月、平成の即位パレードでの美智子さまのティアラ姿。ティアラの起源は130年以上前までさかのぼるとされ、美智子さまも香淳皇后から受け継がれた。美智子さまは秩父宮妃勢津子さまから預かった「第三ティアラ」もお持ちだが、雅子さまに受け継がれたかは不明だ。

(撮影/JMPA)

唐草デザインが特徴(撮影/JMPA)

■秋篠宮妃紀子さま(55才)
 皇太子妃と同等の待遇である皇嗣妃となられたことで、紀子さまは「皇太子妃のティアラ」を受け継がれたとされる。唐草デザインが特徴で、美智子さまや雅子さまはご結婚の際に身につけられた。

(時事通信フォト)

ティアラは私費で作られた(時事通信フォト)

■黒田清子さん(52才)
 上皇上皇后両陛下のご長女・黒田清子さんも、ティアラをつけていた。上皇ご夫妻の私費で作られたため、結婚後も清子さんが所有している。愛子さまはこのティアラを借りる予定だ。

(撮影/JMPA)

公費で作られたティアラはすでに返却された(撮影/JMPA)

■小室眞子さん(30才)
 眞子さんが成人した際に作られたティアラは約2856万円。公費で作られたティアラは皇室を離れる際には国に返すことになっているため、小室圭さんとの結婚に合わせてすでに返却、宮内庁で保管されているという。

(撮影/JMPA)

ティアラはミキモト製作(撮影/JMPA)

■秋篠宮佳子さま(26才)
 佳子さまが成年された際には、約2793万円でティアラが作られた。製作業者を公募し、コンペ方式で審査。適格とされた5社から選ばれた宝飾品大手「ミキモト」が担った。ミキモトは清子さんのティアラも製作した実績があった。

※女性セブン2021年12月9日号

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト
『あんぱん』の「朝田三姉妹」を起用するCMが激増
今田美桜、河合優実、原菜乃華『あんぱん』朝田三姉妹が席巻中 CM界の優等生として活躍する朝ドラヒロインたち
女性セブン
東日本大震災発生時、ブルーインパルスは松島基地を離れていた(時事通信フォト)
《津波警報で避難は?》3.11で難を逃れた「ブルーインパルス」現在の居場所は…本日の飛行訓練はキャンセル
NEWSポストセブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
宮城県気仙沼市では注意報が警報に変わり、津波予想も1メートルから3メートルに
「街中にサイレンが鳴り響き…」宮城・気仙沼市に旅行中の男性が語る“緊迫の朝” 「一時はネットもつながらず焦った」《日本全国で津波警報》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
夜の街での男女トラブルは社会問題でもある(写真はイメージ/Getty)
「整形費用返済のために…」現役アイドルがメンズエステ店で働くことになったきっかけ、“ストーカー化した”客から逃れるために契約した「格安スマホ」
NEWSポストセブン
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト