芸能

ドラマオタクが2021年ブレイク俳優に「杉野遥亮」を推す理由

(時事通信フォト)

『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』に好評出演中(時事通信フォト)

 女優の杉咲花(24)が、盲学校に通う勝ち気な視覚障害者の少女を好演して話題の『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系、毎週水曜夜10時〜)。ドラマオタクのエッセイスト小林久乃氏は、ヒロインの相手役で「喧嘩っ早いが純粋な不良少年」を演じる俳優・杉野遥亮(26)に注目し、2021年のブレイク俳優に推したいという。その理由とは?

 * * *
 年末が押し迫ってくると、今年はどんな演者さんがブレイクしたのかと話題にあがることが多い。コロナ禍に見舞われて、特に生きる難しさを感じることが多かった2021年。寂しいけれどエンタメ自体が衰退してしまったように思う。

 では個人的に今年(デビューしたわけではなく)どんなキャスティングが印象に残ったか? と言われると、まずは女優の田辺桃子さん(22)。一年通して出ずっぱりだったことも理由だけれど、ネットニュースでも騒がれたように演じる役柄がとても広かった。あるときは妻帯者の先輩を必要以上に慕う自衛隊員、ママ役、視覚障害者の役……と本人のキャラクターが見えなくなるほど、演じ分けていた。

 男性俳優では……と思い返す。『最愛』(TBS系)でヒロインの弟役を好演中の高橋文哉さん(20)かな……と思っていたところに、突然のダークホースが登場した。それが『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(以下『恋です!』)』に出演している杉野遥亮さんだ。

「彼女に敬語を使う不良」役が気になる

『恋です!』は視覚障害者の赤座ユキコ(杉咲花)と、顔に傷のあるヤンキーの黒川森生(杉野)のふたりの恋愛模様を描いたラブコメディ。当初は“杉咲花・出演”というワードに惹かれて見ていた。が、次第に、白杖を持つユキコをいつも追いかけて、助けているチンピラ風の衣装を着た森生のことが気になっている自分に気づいた。

 名前が出ただけで地元のヤンキーが逃げていくほどの脅威を持つ、森生。でもどこか天然で、大好きなユキコの前では平身低頭であることが、ハイ、可愛い。しかも付き合う彼女に対して敬語を使っているのである。そのせいなのか「黒川!」と彼氏を名字で呼び捨てにするユキコの姿はもう姉御。その周囲を警護する組の若頭……のような雰囲気が見えてくる。もちろんハートフルな意味だ。

 森生の恋人に向けた純粋な姿と、杉野さんの雰囲気が脳内で合致。派手なのか? いやおしゃれなのか? が表裏一体になったようなチンピラ派手衣装の彼が気になってしまう。いつの間にかヒロインに向いていた視線が彼に方向転換していたのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン