歯みがきの力加減が重要
そこで推奨しているのが、ガーゼを使った「毒出し歯みがき」だ。
「柔らかいガーゼを人差し指に巻き、歯の表面、裏側、かみ合わせの部分、奥歯の奥まで丁寧に磨きます。歯みがきペーストは使いません。自分の指を使うので歯ブラシより力加減しやすく、歯や歯ぐきを傷つけにくく、歯ぐきが下がることを予防します。歯ぐきをマッサージすることで、血流をアップして身体をリラックスさせる効果もあります。ガーゼがなければウェットティッシュや紙ナプキンでも代用できるので、毒出しうがいと併用して毎日の口腔ケアを心がけてほしい」(照山氏)
生活を改善すると、歯ぐきの若返りが見えてくる。
「口腔ケアを習慣づけると歯ぐきが下がらず、若々しい状態を維持することができます。60代でも酷い状態の方もいるし、80歳を過ぎても驚くほどしっかりとした歯ぐきの方もいます。改善すれば今より見た目が10~15歳若返ることも不可能ではありません。コロナ禍で歯科医院から足が遠のいていた人も多いかと思いますが、まずはしっかりと定期検診を受けて現状を把握してください」(照山氏)
朝起きて、鏡を見るのが楽しみになる日が来るかもしれない。
※週刊ポスト2021年12月17日号