「ただただ自分が笑いたいだけ」と語る

マヂラブ、空気階段、オダウエダ、そしてM-1準優勝オズワルドを支えている平島氏

 構成作家、放送作家とは、テレビやラジオ、舞台などで流れや構成、コーナーの内容や企画などを考える仕事。テレビをメインにしている人は放送作家を名乗り、舞台・ライブがメインだと構成作家を名乗る人が多い。単に作家と呼ばれることもある。ライブや番組でネタをかける(披露する)芸人にとって必要不可欠な存在で、特に単独ライブの際に担当する作家をメイン作家として懇意にする芸人が多いという。

 12月14日に放送されたカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』で、お笑いコンビ・EXITを結成当初から支えてきた構成作家が取り上げられた際、献身的に芸人を支える姿や、時にネタづくりの相談までされる様子が話題となった。平島氏も、オズワルドや空気階段とは普段からよく話しているという。

「作家の仕事は、基本的には“ライブを成立させるためのお手伝い”。そのためにはなんでもやります。ネタを見ることもあれば、小道具や音楽を準備することもある。なんでも屋ですね。やっぱり、その先にライブや番組がある相談が多いですが、ライブありきではない普段のネタづくりから相談されることもあります。仕事の幅や関わり方は、作家、芸人それぞれで違うんですよ。

 僕はオズワルドと空気階段とはネタの話もするし、賞レースが近い時期は劇場の出番の様子を撮ってあげたりもしてます。空気階段とは単独ライブのときはネタづくりの最初のほうから話をしますね。さすがに発想のゼロイチの部分は彼ら自身が考えますが、演出の部分や展開のアドバイスはさせてもらってます。オズワルドはライブだけじゃなく、YouTubeやラジオも一緒にやるようになりました。

 マヂラブさんに関しては僕はライブの準備が主で、ネタはゼロです。ずーっと昔から二人がもう仲良くて、ネタは二人でイチャイチャ作ってるんで(笑)。『僕もネタづくりに入れて』って言ったこともあるんですけど(笑)」

 作家が複数の芸人を担当したり、芸人が複数の作家と組むことも多い。仕事をするきっかけは、芸人のほうから依頼することもあれば、作家から声をかけることもあるという。その中で、平島氏が担当する芸人にはクセの強い芸人が多いらしい。オズワルドの伊藤は、自身のnoteでこんなことを綴っていた。

〈平島さんは、本当にあんたこいつどこで拾ってきたんだといったとんでもない破壊力を持つ芸人を見つける力がえげつないのだ。あるいはもう、そういう奴らを見つけてくることが趣味なのかも知れない。普通に生きていたら見過ごしてしまうような彼等の才能にいち早く気付いて、人気があるとか売れそうだとか、そんなことよりも、ただただ面白い奴等だけをかき集めた集団。僕はこの変態集団のことを、ありったけの敬意を込めて『平島ファミリー』と呼んでいる〉

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