(早稲田大学鉄道研究会)

京急で「ドレミファインバーター」を搭載していた最後の編成(早稲田大学鉄道研究会)

【3位】京急「ドレミファインバーター」引退

 第3位には、なんと鉄道の「音」に関するニュースがランクインした。電車に乗車していると、駅の発車や到着の際に床下から音が出ていることがわかるだろう。この音は車両によって異なり、インバーターとよばれる装置から発する音である。

 その音のなかでも、ひときわ異彩を放っていたものがある。京急の2100形や1000形の中には音階を奏でるものが存在しており、鉄道ファン、特に鉄道の音を楽しむ「音鉄」とよばれる人々にとって注目する存在であった。しかし、機器の更新に伴い数を減らしていき、今年ついに消滅してしまった。

 京急線は都営地下鉄浅草線と直通運転しており、この1000形も乗り入れているため地下区間でも独特な音を楽しむことができた。地下ではよく響くこともあって迫力があり、より一層楽しめたことを思い出す。

【4位】JR東海の新型車両「315系」のお披露目

 第4位には、新型車両のお披露目という明るいニュースが入った。JR東海の新型車両、315系の公開である。運行開始は名古屋口の中央本線より、2022年3月の予定である。車内には先代の車両にはない液晶モニターが設置され、停車駅の案内など豊富な情報を流すことができて利便性が増す。

 鉄道ファンにとっては315系のお披露目よりも、先代の211系とよばれる形式の置き換え、ならびに運行終了が近いことのほうが、関心が高いかもしれない。この形式が運行を終了するとJR東海管内から、国鉄時代に投入された車両が全滅して全車両がJR化後の車両となるが、これはJRで初めてのことである。

 まだ営業運転は始まっていないが、会員の関心は高い。営業運転開始時にはさらなる関心が寄せられるだろう。

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