2014年旭化成水着キャンペーンモデルも務めた(時事通信フォト)

2014年旭化成水着キャンペーンモデルも務めた(時事通信フォト)

「久慈アナはビジュアルは抜群ですが、内面は良くも悪くも『普通の子』。かつては女子アナといえば清楚な美女でしたが、今は女子アナにも個性が求められる時代です。その象徴が日本テレビ・水卜麻美アナですし、今はテレビ朝日・弘中綾香アナが毒舌で大人気です。鷲見玲奈アナは特技の詩吟で、テレ東時代は『鷲見玲奈、お肉 吟じます。』という冠番組まで持っていました。

『女子アナも個性が大事』という風潮がさらに強まっていく時期と重なり、久慈アナはフジテレビに入社しました。時代が違えば女子アナの王道を歩めた逸材ですが、今は女子アナに求められるものが違う。久慈アナを見ていると、『女子アナ業界では、いくら美形でも普通の子はもう売れないんだな』と感じます」(丸山氏、以下同)

 さらに丸山氏は、「フリーの女子アナは昔から飽和状態の上に、ここ数年で各局のエースアナが次々とフリーに転身している」とも指摘する。2019年には、テレビ朝日の宇賀なつみ(35)と小川彩佳(36)、TBSの吉田明世(33)と宇垣美里アナ(30)といった看板女子アナの退社ラッシュが話題になった。また、前出の鷲見玲奈アナ(31)は2020年3月にテレビ東京を退社し、2021年8月に発売したファースト&ラスト写真集『すみにおけない』は、発売から1か月経たず4刷が決定する大反響。2021年1月には女優デビューも果たし、幅広い活躍を見せる好調ぶりだ。

「フリー女子アナも群雄割拠の今、久慈アナは退社後なかなか厳しい戦いを迫られるかもしれません。でもまだお若いですし、清楚な美女という“王道女子アナの復権”を体現してくれる可能性もゼロではない。もしそうなったら女子アナ業界もまた面白いことになりそうです」

 久慈アナの2022年はどうなる。

◆取材・文/原田イチボ(HEW)

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