ライフ

電気圧力鍋、ブームは通販番組から 英国製品を日本仕様にリプログラム

『クッキングプロ』

ヒットしている電気圧力鍋『クッキングプロ』

 ここ数年、調理家電は種類もデザインも大きな進化を遂げ、売り上げは右肩上がり。なかでも材料と調味料を入れるだけで料理が完成する電気圧力鍋は、本格的な料理を作りたい人、手間をかけたくない人の両方から支持を得て市場が拡大している。

 ブームに火をつけたのは、通販番組「ショップジャパン」発の『クッキングプロ』シリーズ。国内電気圧力鍋市場で3年連続して売上金額1位(*1)を獲得している大ヒット商品だ。人気の秘密は日本仕様にリプログラムしたことにある。ショップジャパンの運営会社「オークローンマーケティング」キッチンセクション シニアスタッフの岡本史さんが説明する。

[*1/国内電気圧力鍋市場2018~2020年度メーカー出荷金額ベース。シリーズ製品合算値。矢野経済研究所調べ。2021年7月現在。本調査結果は、定性的な調査・分析手法による推計]

「クッキングプロの前身は2017年に英国で開発された『プレッシャーキングプロ』という製品です。欧米では煮込み調理に利用されて人気の製品でしたが、日本市場を狙うにあたり、和食のレシピを多数開発したほか、炊飯機能も搭載し、内釜に水加減の目盛りもつけました」

夜セットしておけばおいしい朝食が食べられる

 従来の直火式圧力鍋は、「加圧中にシュッシュと音を立てて噴出する蒸気が怖い」「火加減の調整が難しい」「ふたを開けるタイミングがわからない」など、難易度が高いイメージを持つ人も多かったが、電気を使用する『クッキングプロ』には、そのどれにも心配がない。予約機能もついているので、寝る前にセットして、朝できたての具だくさんスープを食べることもできる。まさにほったらかし調理の真髄だ。

 調理機能も豊富で、圧力調理、炊飯、無水調理、蒸し調理、スロー調理、温め直し、煮込み、炒めに加えて、2021年8月にリニューアル発売された『クッキングプロ V2』では、「発酵調理」も加わり、自家製みそやヨーグルトまでできてしまう。

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン