消毒液を噴霧するロボットもマスク着用(共同通信社)

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 会期中は政治的な発言を慎むように、という異例の通達を出している国もある。

「発言内容によっては中国当局から罪に問われる可能性がありますからね。新疆ウイグル自治区での人権問題などがあるなか、沈黙することに精神的に苦痛を覚えるアスリートも多いでしょう」(前出・スポーツライター)

 一方で、北京市民たちも五輪の影響を受けている。今回はチケットの一般販売は行われず、政府関係者など一部の招待客のみが観戦できる仕組みだ。これに五輪のためにさまざまな生活の制限を受けている市民たちは不満を抱いている。羽生結弦(27才)の3連覇を期待する現地のファンはこう話す。

「中国で羽生選手はダントツの人気です。中国人選手よりも注目度が高い。羽生選手を近くで見られると期待した私のようなファンは、選手と隔離されたこの状況を残念に思っています。五輪を現地で楽しめないのに行動制限を強いられるのもがまんし難い」

 競技以外の点でも、気にすることが多い五輪になるのは間違いないようだ。

※女性セブン2022年2月17・24日号

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