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股関節の痛みを3タイプに分類 簡単な体操で改善を目指そう!

股関節痛のメカニズム

股関節痛のメカニズム

「体の節々が痛い」と悩む人は、40代から増えていく。原因は、若い頃には問題なく機能していた関節の軟骨のすり減りや、無理な姿勢を続けたりすることによるゆがみなど。それは、歩行や生活動作の要でもある股関節に顕著に現れるという。

 上半身の重みをしっかりと支える股関節は、人体最大の関節だ。股関節に問題が生じると、痛みは脚の付け根や太もも、時には尻やひざにまで広がることがある。代表的な病気は変形性股関節症だ。

 軟骨のすり減りによる痛みを放置すると、股関節が固まって可動域が大幅に狭まってしまう。だが、痛い部位は股関節にもかかわらず、原因は腰椎だと判明する場合もあるので、痛みが長く続く場合は病院へ行くこと。痛みを改善させる体操をこまめに行なうと同時に、日常動作にも配慮が必要だ。

「股関節を伸ばすと痛みが改善するなら『椅子に座るときは痛い方の股関節を伸ばしたまま』など、痛くない姿勢を日常のなかで探すのも大事です」(「お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック」院長の銅冶英雄氏)

 まずは、あなたの股関節痛のタイプをチェックする方法を紹介しよう。

【股関節痛、あなたはどのタイプ?】

股関節痛、セルフチェック

股関節痛、セルフチェック(A~Cタイプ)

Aタイプ……痛い方の脚を後ろに伸ばして片脚立ちに。重心を前に移動し、股関節を伸ばしたまま1~2秒キープ(×10回)──軟骨のすり減りが主な原因だが、まだ股関節の動きが保たれている人に該当。この体操で痛みが軽くなったら、あなたはAタイプ。

Bタイプ……あおむけ姿勢で、痛い方の脚を曲げひざを両手で抱える→ひざを胸に引き寄せ、股関節を深く曲げたまま2~3秒キープ(×10回)──これでラクになったらAタイプと同じく軟骨のすり減りが主な原因。股関節を伸ばすと楽になるAと違い、こちらは股関節を曲げたときに楽になるタイプ。

Cタイプ……股関節が痛む側の脚を半歩前に出し、つま先を上下・左右に10回ずつ動かし、股関節をゆらす(×10回)──関節軟骨のすり減りが強く、股関節が拘縮(固まった状態)してしまった人に多く該当。この動きで改善したらCタイプの体操へ。

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