厳しい声にもひとつひとつ返信
芸能活動を再開したばかりの後藤祐樹
──そもそも、なんでSNSを始めたのでしょうか?
祐樹:Instagramを始めて、もう3年半ですかね。最初は「まだ僕を応援してくれる人っているのかな?」という単純な好奇心でした。しばらくフォロワー数は100人程度を行ったり来たりしていましたが、それだけの人数がまだ自分を見てくれることをありがたく感じました。その方々のために発信を続けるにつれて、また僕のことを知ってくださる方が増えて、復帰への後押しになっていきました。
──中には厳しい言葉をかけてくる方もいませんか?
祐樹:もちろん厳しい声もありますが、反省すべきことなのは事実ですし、真摯に受け止めなければと感じています。なので、いただいたメッセージひとつひとつに返信しています。
──全部に返信、ですか?
祐樹:はい。
──それって、かなりの数になりますよね……!? どんなふうに返信しているのでしょうか?
祐樹:たとえば「被害者の一番の望みは、あなたの姿を見せないことではないか」という声も届くんですが、「反省の気持ちはずっと持っているべきですが、やはり自分自身が生きていく上での夢などもあるので、心を入れ替えて頑張ります」のように僕自身の思いを素直にお伝えしています。
──今いるファンの方々は、なぜ後藤さんを応援してくれているんだと思いますか?
千鶴:私が見る限り、「想像していたより優しそうな人だった」という言葉が多いです。
祐樹:いただいたメッセージひとつひとつに返信して、人生相談に乗ることもあるんですよ。恋愛の悩みに答えていたら、相手の方に「いろいろ相談に乗ってくれてありがとうございます。これで明日も学校頑張れます!」と言われて、「学校!?」とびっくりしたことがありました。なんと中学生だったんです。
──仕事もして、動画の投稿もして、メッセージに返信して……となると、なかなか多忙な日々を過ごしているのでは?
祐樹:仕事の休憩時間をフルに使って返信しつつ、TikTokやYouTubeの撮影をしたり、インスタ投稿したり、ライブ配信したり、ワンちゃんの散歩したりなので、けっこう大変ではあります(笑)。
──そのモチベーションは何でしょうか?
祐樹:EE JUMP時代は、どれだけの方々が自分を応援してくださっているのか理解できていませんでした。今の時代は、SNSのフォロワー数といった具体的な数字が見えるので、「これだけの方々が見てくださるなら、もっと頑張らなきゃいけないな」と日々の励みになっています。