国内

「週刊ポスト」本日発売! 米国がウクライナを捨てる日ほか

 3月7日発売の「週刊ポスト」は、ロシアのウクライナ侵攻で世界の秩序と経済が脅かされるなか、日本国民が命と生活を守るために何をすべきかの道しるべを示すプレミアム合併特大号。プーチン露大統領の暴挙に“口先介入”ばかりで抑止力を発揮できないバイデン米大統領は、アメリカ国内でも急速に求心力を失いつつある。超大国の重しが利かない時代には、国内政治も金融も荒れる。今、私たちは何をすべきか――。

今週の見どころ読みどころ

◆トランプ「プーチンは天才」の真意は「バイデンはウクライナを見捨てる」
アメリカのトランプ前大統領は、ウクライナに侵攻したプーチン露大統領を「天才だ」と褒めちぎっている。ただの暴言、妄言と笑い飛ばすのは間違いだ。アメリカでは共和党支持者の半数以上、民主党支持者でも4割近くが「米軍派遣には反対」と答えており、バイデン大統領は「非難声明」と「経済制裁」はできても、実力行使でロシア軍を止めることは半ば諦めていたのである。

◆<緊急対談>池上彰x横田増生「ウクライナ危機でトランプ復活が見えた」
アメリカを分断した大統領選挙を潜入取材したジャーナリスト・横田氏と池上氏が緊急対談し、ウクライナ危機と日米政治の行方を論じた。アメリカではウクライナ情勢に及び腰のバイデン大統領に代わり、2024年にトランプ氏の大統領復帰の可能性が高まっている。対談した両氏は、安倍政権時代に日本でも政治の「トランプ化」が進んだという見解でも一致し、「国民の分断を煽る政治」に警鐘を鳴らした。

◆<内幕摘出>大阪メディアは吉村維新の広報機関になったのか
47都道府県で最悪のコロナ被害を出している大阪で、なぜ維新や吉村知事への批判が噴出しないのか。それは在阪メディアが吉村ヨイショに精を出し、社会の木鐸の役目を放棄していることにも原因がある。ワイドショーには吉村氏が“レギュラー”のごとく出演し、コメンテーターたちから厳しい質問は出ない。読売新聞にいたっては、大阪府の「情報発信」を担う協定まで結んでいた。

◆大河ヒロイン・小池栄子は「誰よりも本を読む女優」
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で頼朝の妻・北条政子を演じる小池栄子は、鳴かず飛ばずの時代を経て巨乳グラドルとしてブレイクしたのち、天性の才能と人知れず重ねた努力で一流女優に成長した。中井貴一ら共演者やスタッフたちは、口をそろえて彼女の勉強家ぶりを強調する。他の女優が台詞を覚えるのに必死になっている間も、ずっと読書している姿が印象的だったという。

◆テレ朝退社・富川アナが再就職先に「トヨタイムズ」を選ぶワケ
テレビ朝日を退社することを発表した富川悠太アナは、トヨタに入社すると報じられている。トヨタは自前のメディア「トヨタイムズ」に注力しているから、富川氏はその“局アナ”を次の舞台に選んだと見られている。その決断の背景は何か?

◆総理を目指す高市早苗が激白「私は安倍派には入りません」
昨秋の自民党総裁選では岸田首相に肉薄して力を示した高市早苗・政調会長に直撃インタビュー。安倍チルドレンと見られてきたが、実は今も派閥に所属していない。本人は安倍元首相への尊敬の念を語りつつ、「今は安倍派に入らない」と明かした。さらに女性議員の出世を阻む永田町の「ガラスの天井」を赤裸々に語った。

◆<警告リポート>ワクチン3回目後に「風呂で死亡」の悲劇が続出
先進国で最もブースター接種が遅れている日本で、気になる報告が相次いでいる。3回目接種後に風呂で死亡する高齢者が増えているのだ。政府も専門家も「接種後の風呂はOK」と言ってきたが、実はワクチンの治験で「風呂の影響」は調べられていない。製薬会社のある欧米では湯舟に浸かる習慣がないからだ。本当に大丈夫なのか、専門家の意見を集めた。

◆利子は減らすわ、窓口は閉めるわ、「預金者を切り捨てて平然とする大銀行」
すでにヨーロッパでは、預けるほど預金が減っていくという「マイナス金利」が現実になっている。日本でも、日銀は銀行に対してマイナス金利を課しており、預金者にその累が及ぶのも時間の問題といわれる。しかも、経営環境が厳しい大銀行は預金者サービスの切り捨ても進めている。人件費カットのために窓口業務は縮小し、支店も統廃合を急ぐ。さらに種々の手数料を利用者から徴収するのが業界のトレンドだ。かつて公的資金で救済された大銀行が、こんな態度でいいのか。

◆悠仁さま「私服登校」で注目される脱・皇室ファッション
秋篠宮家の悠仁親王が4月から通う筑波大附属高校は自由な校風で知られ、校則もほとんどなければ制服もない。生徒たちは自由なファッションを楽しんでいるが、悠仁親王はどんな格好で登校するのか。周囲は英王室のようなカジュアルな姿に期待するが、日本の皇室では不文律の「皇室ファッション」が常識とされていて……。

◆吉岡里帆「どんぎつねから女郎蜘蛛へ」華麗なる変身
「どんぎつね」のほっこり家庭的な雰囲気で多くの男性ファンを魅了した吉岡里帆が最新映画で大胆なイメチェンを果たした。4月29日公開の『ホリック×××HOLiC』で、妖艶な金髪ボンデージ美女「女郎蜘蛛」を演じ、「とにかくセクシーな所作が難しくて」と語った。

◆<医療最前線>「5年後には治せるようになる」がん
いまや国民の半数以上が罹患するがんは、一方で「治る病」にもなりつつある。手術、抗がん剤、放射線という「3大療法」に続く最新治療の最前線をリポートする。日進月歩の免疫療法では、ノーベル賞候補といわれる日本の技術者がインタビューに応じた。さらに、ウイルスを使った驚きの治療も紹介する。

◆ヤラセ一切なし! 薄毛に悩む本誌副編集長に毛が生えてきた一部始終
テレビCMでも電車広告でも「AGA治療」を謳うクリニックの宣伝を目にしない日はないくらいだが、薄毛に悩む多くの男性は「本当に治るの?」と懐疑的なのではないか。本誌副編集長(43)は昨年、一念発起してクリニックの門を叩いた。遊びと酒を控えて月2万円の治療費を捻出して5か月……驚きのビフォー&アフターは本誌でご確認ください。

◆<カラーガイド>藤井聡太・五冠「勝負めし」の勝率がわかった!
史上最年少、10代で五冠を達成した藤井聡太は、対局時の「おやつ」「ごはん」も注目を集める。会場周辺の名店からデリバリーされるのが通例だが、いずれ劣らぬ至高の一皿をカラーグラビアで紹介する。「藤井めしウォッチャー」が調べたメニューごとの勝率もあわせて公開。ランチにカレーを選んだ時は、なんと勝率100%! ところが夕食にカレーを食べると勝率は8割に下がっていた。そして極端に勝率を下げる“鬼門のランチ”も。

◆<誌上拝観>奈良・京都「古寺の至宝」をめぐる旅
奈良と京都の古刹・名刹に残る至宝をカラーグラビアでお届けする。国宝・重要文化財の仏像が300体もある法隆寺からは、金堂須弥壇の13体が並ぶ圧巻の光景や、普段は公開されていない夢殿の救世観音像の貴重な姿を紹介。美しい佇まいで知られる東寺の五重塔は、枝垂桜ごしにライトアップされた神々しさに息をのむ。

※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!

関連記事

トピックス

警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン