“革新的作品”を目指すという『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は、視聴者のターゲット層も広げていく狙いがあるそうだ。
「これまで以上に視聴者の裾野を広げたいという目論見はあります。というのも、数年前に放送時間帯が変わって、今は『プリキュア』と『仮面ライダー』の次にスーパー戦隊が放送されるんですね。スーパー戦隊というのは幼い男の子がターゲットで、『仮面ライダー』はそれよりも少し上の年齢の男の子がターゲット。なのでこれまで通りのやり方だと、ターゲット層がコロコロと変わってしまう。裏番組で子供向けの放送も流れています。
我々としては、日曜朝の1時間半を丸ごと楽しんでほしいんです。『プリキュア』を見た子がそのまま『仮面ライダー』を見たり、『仮面ライダー』を見た年長の子が『スーパー戦隊シリーズ』を楽しんだり、そういうことができる番組に作り変えていきたい」
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は、“日曜朝”の楽しみ方そのものを変え得るコンテンツということのようだ。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)