「開戦に先立ち、昨年10月にアメリカのサイバー部隊がウクライナ入りしたと英メディア『フィナンシャル・タイムズ』などが報じています。防衛強化をし、ロシアによるインフラへのサイバー攻撃などを未然に防いだと伝えられています。ロシアのサイバー軍は世界第2位といわれるほど強力で、防空システムをハッキングして機能停止させることくらいは可能なはずですが、それが今のところ聞こえてこないということはアメリカに抑えられていることが考えられます。米政府高官筋からは、『ロシアはこんなに弱かったのか……』という声も漏れ聞こえてきているといいます。
そして、米メディアから『無差別攻撃』という報道が盛んにされているのは、『ロシア空軍を抑えている』『ロシアに勝ち目はない』といったメッセージを暗にロシアや世界に発して、揺さぶっているということも考えられます。ただし、私たちが触れる情報は主に西側からのもの。その情報にも何らかの意図が隠されている可能性があることにも注意したい」
現代の戦争ではサイバー空間での攻防に加え、複雑な情報戦が繰り広げられている。