躍進めざましいパンサー(時事通信社)

躍進めざましいパンサー(時事通信フォト)

有吉の『内村プロデュース』への恩義

 有吉が猿岩石としてブレイク後に仕事がなくなっていたころ、『内村プロデュース』(テレビ朝日系)で内村光良に引き上げてもらったことに今も恩義を感じているのはよく知られている。『有吉の壁』はその後継としての役割を果たす番組だが、有吉はより広く芸人たちを救おうと考えているようだ。ベテラン芸能ライターが語る。

「かつてはダウンタウンをはじめとする関西吉本芸人の番組には吉本勢が、とんねるずやウッチャンナンチャンら関東芸人の番組には非吉本勢がメインで出演するのが慣例でした。近年は、松本さんの番組にさまぁ~ずやバナナマン、内村さんの番組に宮川大輔さんや千鳥が出演するなど、徐々に融合が進んでいましたが、有吉さんは吉本と非吉本の“事務所の壁”をすべて取っ払おうとしているように見えます。

 有吉さんは、自らを『お師匠さん』と慕う平成ノブシコブシの吉村(崇)さんらとの交流を通じて、大きな事務所であるがゆえに生存競争の激しい吉本芸人の大変さも分かっている。そこで、売れっ子のルートから外れてしまった吉本芸人にも復活の機会を与えようとしているのではないでしょうか。

 吉本芸人も、以前は吉本同士でしか絡まない傾向がありましたが、この番組を機に変わりつつある。『有吉の壁』では事務所の壁を越えた芸人同士のコラボネタも増えており、この流れはテレビ界全体にも波及していくかもしれません」

関連キーワード

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト