息子の小澤征悦氏と桑子アナの結婚をめぐっても波乱含みだった名門の小澤家(写真は小澤征爾氏。時事通信フォト)
桑子アナとの結婚も波乱含みだった
昨年2月、征爾さんの恩師・齋藤秀雄氏の名を冠したオーケストラの財団(SKO財団)が設立されると理事の征爾氏と共に征良さんも評議員に名を連ねた。もう1つの音楽イベントの開催を目的とする財団の理事を征爾氏が退任すると、入れ替わりで征良さんが就任した。それらの財団にべラさんや征悦は関与せず、現在は征爾氏の仕事や窓口を征良さんが一手に引き受けている。
難しい状況を生んでいるのは、それらの財団と、征爾氏のマネジメント会社「ヴェローザ・ジャパン」。同社は征爾氏のほか、ベラさん、征悦、征良さんが代表取締役に名を連ねている。
「ただし、事務所の経営に、ベラさんと征悦さんはノータッチ。征爾さんが指揮をできなくなった後、維持費がかかることを懸念したベラさんが会社を清算することを提案し、征悦さんも同意したが、征良さんだけが反対したそうです。以前は事務所にスタッフや役員が大勢いましたが、家族以外のスタッフは次々に辞めています」(小澤家の知人)
事務所の役員はほぼ家族だけとなり、同時に征爾氏は外部の人が接触しづらいアンタッチャブルな存在になっていったという。
「征爾さんは気さくな人柄で、昔は誰でも楽屋に招き入れて雑談していましたが、いつからかコンサートでも常に取り巻きのスタッフがガードするようになり、評論家やファンが気軽に近づけるような雰囲気はなくなってしまった」(音楽評論家)
征悦と桑子アナの結婚も、実は波乱含みだった。
「征悦さんは、征爾さんの誕生日で、米ボストン市が『セイジ・オザワ・デー』に制定した昨年9月1日に入籍することを望んでいました。しかし、征爾さんの前で結婚指輪を交換することを望む征悦さんの提案は却下され、征良さんは征爾さんを連れて『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』のリハーサルを見に行くために東京を離れてしまった。
当時はコロナ禍で長野県全体に緊急事態宣言が出ており、無理をして長距離を移動させることに疑問の声もあがったが、征良さんは周囲に『最善の選択です』と答えたそうです」(前出・芸能記者)
独身時代は、芸能界きってのプレーボーイで鳴らした征悦は、過去に早坂好恵(46才)や杏(35才)、滝川クリステル(44才)と浮名を流した。
「杏さんとは家族ぐるみのつきあいで、小澤家御用達のレストランにもよく行き、店が忙しいときは皿洗いを手伝っていたほど。杏さんとすっかり仲よくなった征良さんは、後に征悦さんが滝クリさんとつきあったことに猛反発。結婚秒読みとまでいわれた2人が破局したのは、小澤家に溶け込めなかったことが一因といわれています」(前出・小澤家の知人)
桑子アナが東京・成城にある征悦の実家に出入りする姿はほとんど目撃されていないが、“小澤家のファミリーツリー”に彼女の入り込む隙はあるのだろうか。成城の一等地に、広大な敷地を所有する小澤家の資産は莫大だ。
「約750平方メートルの土地だけでも10億円の資産価値がある。かつて征悦さんもバラエティー番組で明かしていたが、征爾さんはハワイやロサンゼルス、パリやスイスなど、世界各地に最大6軒の別荘を所有していました。それらを少なく見積もっても、全盛期の資産は30億円をくだらないはずです」(前出・小澤家の知人)