芸能

林家木久扇×毒蝮三太夫対談「今日は“談志被害者の集い”でもある」

偉大なるバカの先達から人生が楽になる秘訣まで存分に語り合った

偉大なるバカの先達から人生が楽になる秘訣まで存分に語り合った

木久扇:談志さんは大喜利を長屋に見立ててました。歌丸さんは小言幸兵衛、小圓遊さんはキザな若旦那……。私もそれから50年以上、与太郎をやり続けています。

毒蝮:俺も「談志がいないなら出てもしょうがない」って同時に番組を降りたから、木久ちゃんとは『笑点』では入れ替わりなんだよな。若手大喜利で座布団を引っぺがしたことはあったけど。

木久扇:歌丸さんが司会だった最後の頃に、スペシャル版で蝮さんが座布団運びをしてくださったこともありました。最後のほうは面倒くさいからって、座布団を投げてましたけど。

毒蝮:ひどい座布団運びだね。運んでない。

木久扇:蝮さんと知り合ったのは、ぼくが『笑点』に出るだいぶ前でしたよね。それも談志さんの絡みでした。

毒蝮:そうだったな。噺家仲間でクルマ2台に分乗して、村山貯水池(多摩湖)のほうに鴨料理を食べに行ったんだよな。俺は噺家じゃないんだけど、あの頃は、よくつるんで遊んでた。

木久扇:談志さんはカメラに凝ってて、写真をたくさん撮ってくれたんですよね。あとから「これは木久蔵の分」って写真をわたされて、「ありがとうございます」って言ったら、「1枚17円だから7枚で119円」って。

毒蝮:焼き増し代を取られたんだ。あいつが勝手に撮ったのに。

木久扇:やさしかったんですけど、しっかりした人でしたね。いつも経済が付いて回っていた。

(第2回につづく)

【聞き手・構成】
石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県生まれ。コラムニスト。『大人養成講座』『大人力検定』など著書多数。林家木久扇著『バカのすすめ』の構成を担当した。

※週刊ポスト2022年4月8・15日号

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