強さも見せた聖子
聖子を長年追いかけてきたあるファンは、今回のショーを見て改めて聖子の強さを感じたという。
「『上を向いて歩こう』のときのMC以外は、沙也加さんを偲ぶ話が登場することはありませんでした。いつまでもメソメソしていないで、松田聖子として笑顔でお客さんを楽しませないといけない。そんな強い気持ちが伝わってきました。だからこそ、“沙也加さんの話はこれで終わり”という感じの、いわば、沙也加さんとの決別のショーという印象も受けました」
聖子が新たな一歩を踏み出した一方で、いまだに前に進めない人もいる。沙也加さんと交際していた俳優の前山剛久(31才)だ。今年3月、『フライデー』で、沙也加さんと前山に関する新たな情報が報じられている。
「前山さんが12月21日にプロポーズしようと高級レストランを予約していたことが明かされていました。事実なら、前山さんはプロポーズする予定の3日前に突然沙也加さんを失ったことになる。あまりのショックに、前山さんはその後の舞台をすべて降板し、いまも仕事を再開できるような状態ではないそうです。また、聖子さんに直接会わなければいけないという思いはあるものの、まだ対面は果たせていないようです」(前出・芸能関係者)
今回のディナーショーで、聖子は最後にこう口にした。
「自分の中では42年も歌っているという感覚はまだないんですよ。ついこの間デビューをしたような感じなんですが、これからも初心を忘れずに、皆さんへの感謝の気持ちを持って一歩前に進んでいけたらいいかなと思います」
花が開き、命の息づきを感じさせる春。すでに、聖子は前を見据えて歩き始めている。
※女性セブン2022年4月28日号
